北見市における景気動向調査報告書 【平成15年第U四半期】

■ T.調査要項 ■

□1.調査時点及び調査対象期間

(1) 調査時点
          平成15年10月10日
(2) 調査対象期間
          平成15年7月〜9月期実績および平成15年10月〜12月期見通しについて調査した。

□2.調査対象

北見市に所在する企業を対象に、製造業、建設業、卸売業、小売業、サービス業の5業種150社を
往復ハガキにより調査した。

□3.回収状況

  対象企業数 回答企業数 回 答 率
製   造   業
30社 21社 70.0%
建   設   業
30社 25社 83.3%
卸   売   業
30社 23社 76.6%
小   売   業
35社 22社 62.8%
サ ー ビ ス 業
25社 18社 72.0%
合   計
150社 109社 72.6%

注) 本調査結果の中で、D・I値とある記号は、ディフュージョン・インデックス(景気動向指数)で
    好転企業割合から悪化企業割合を差し引いた値を示す


■ U.概況 ■

□全体の動き

 平成15年度第U四半期<7月〜9月>の北見市における業況は、前年比で「好転企業」13.8、「悪化企業」56.9「好転」から「悪化」を差し引いたD・I値は△43.1となっています。
このD・I値を前期調査<15年度第T四半期>と比較してみると前回△39.5→今回△43.1と3.6ポイント悪化しており、前期調査では若干ではあるが回復傾向を示していましたが、今期調査では再びマイナスポイントとなっており暗い経済環境を示しています。また、前年同期比(△48.0)との比較では、4.9ポイント改善されているものの依然として厳しい状況にあります。
 今回の業況を業種別で見ると、製造業D・I値△57.2、建設業D・I値△48.0、卸売業D・I値△30.4、小売業D・I値△31.9、サービス業D・I値△50.0となっており、前年同期調査と比較すると長引く景気低迷の中、引き続き厳しい状況にあるが製造業を除き改善の兆しが見られます。
 また、来期の見通しを全業種で見ると「好転企業」11.9%「悪化企業」58.7%でD・I値△ 46.8と、前年同期見通し(△52.8)に比べ6.0ポイント改善されており、若干ではあるが明るい兆しがみえる来期見通しとなっています。

□業種別の動き

製 造 業
生 産 高
前年比で「増加企業」19.0%、「減少企業」52.4%、 D・I値△33.4と前年同期に比べ24.3ポイントの悪化、前期調査との比較でも9.6ポイント悪化しており依然として暗い状況となっています。
採 算
前年比で「好転企業」9.5%、「悪化企業」52.4%、D・I値△42.9と前年同期に比べ20.1ポイントの大幅悪化、前期調査との比較でも23.8ポイントと大幅に悪化しており依然として厳しい経営環境を示しています。
来期見通し
業況D・I値△47.6、生産高D・I値△42.8、資金繰りD・I値△33.3と、前年同期に比べD・I値はすべてマイナス傾向を示しています。
また、前期調査との比較では資金繰りD・I値は改善傾向を示しているが、その他はマイナス傾向を示しており暗い来期見通しとなっています。

建 設 業
完成工事高
前年比で「増加企業」8.0%、「減少企業」68.0%、 D・I値△60.0と前年同期に比べ7.9ポイント小幅であるが悪化傾向を示している。しかし、前期調査との比較では逆に7.9ポイントの小幅であるが改善傾向を示しており、景気低迷の中若干ではあるが明るい状況となっています。
採 算
前年比で「好転企業」12.0%、「悪化企業」56.0% D・I値△44.0と前年同期に比べ9.1ポイントの悪化となっており、前期調査との比較では14.3ポイントと大幅な改善傾向を示しており、徐々にではあるが明るい状況となっています。
来期見通し
業況D・I値△72.0、完成工事高D・I値△68.0、 資金繰りD・I値△56.0と前年同期に比べ、完成工事高D・I値以外は小幅であるが悪化傾向を示しており暗い来期見通しとなっています。

卸 売 業
売 上 高
前年比で「増加企業」21.8%、「減少企業」47.8%、 D・I値△26.0と前年同期と比べ34.9ポイントの大幅な改善傾向を示しており、前期調査との比較でも4.5ポイントと僅かではあるが改善傾向を示しており比較的安定した状態となっています。
採 算
前年比で「好転企業」13.1%、「悪化企業」39.1%、 D・I値△26.0と前年同期に比べ0.1ポイントの改善でほぼ同じ状況となっており、前期調査との比較では21.6ポイントと大幅に悪化しており厳しい状況となっています。
来期見通し
業況D・I値△30.4、売上高D・I値△30.4、資金 繰りD・I値0.0と前年同期に比べ大幅な改善方向に向かっており、前期調査との比較でもすべて小幅ではあるが改善傾向を示しており明るい来期見通しとなっています。

小 売 業
売 上 高
前年比で「増加企業」13.6%「減少企業」59.1%、 D・I値△45.5と前年同期に比べ19.5ポイントと大幅に改善されており、前期調査との比較では逆に12.1ポイントと大幅な悪化傾向を示しており厳しい経済環境となっています。
採 算
前年比で「好転企業」22.7%「悪化企業」45.5%、 D・I値△22.8と前年同期に比べ37.2ポイントの大幅な改善となっており、前期調査と比較では6.33ポイントの悪化を示しており暗い状況となっています。
来期見通し
業況D・I値△18.2、売上高D・I値△27.3、資金繰りD・I値△31.9と前年同期と比べ大幅に改善されており、前期調査との比較でも大幅な改善傾向を示しており明るい来期見通しとなっています。

サ ー ビ ス 業
売 上 高
前年比で「増加企業」22.2%、「減少企業」72.2%、 D・I値△50.0と前年同期に比べ12.4ポイントと大幅な改善傾向を示しています。
また、前期調査との比較では2.9ポイントと僅かに悪化しており横這い状況となっています。
採 算
前年比で「好転企業」27.8%、「悪化企業」72.2%、 D・I値△44.4と前年同期に比べ5.6ポイントと小幅であるが改善傾向を示しています。
また、前期調査との比較でも8.6ポイント改善されており明るい兆しがみえる状況となっています。
来期見通し
業況D・I値△66.6、売上高D・I値△66.6、資金繰りD・I値△66.6と前年同期に比べすべて悪化しており、また前期調査との比較でもすべて悪化しており、依然として厳しい来期見通しとなっています。


□業種別経営上の問題点

  1 位 2 位 3 位 4 位 5 位
製  造  業
同業者間の競合 得意先減少 諸経費増 人件費増 人材不足
建  設  業
同業者間の競合 得意先減少 諸経費増 人件費増 人材不足
卸  売  業
得意先減少 同業者間の競合 人件費増 諸経費増 売掛金回収難
小  売  業
得意先減少 同業者間の競合 諸経費増 人材不足 人件費増
サービス業
同業者間の競合 諸経費増 得意先減少 人件費増 人材不足
合   計
同業者間の競合 得意先減少 諸経費増 人件費増 人材不足

※ 問題点は、各業種とも3つ選択

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