北見市における景気動向調査報告書 【平成14年第W四半期】

■ T.調査要項 ■

□1.調査時点及び調査対象期間

(1) 調査時点
          平成15年4月11日
(2) 調査対象期間
          平成15年1月〜3月期実績および平成15年4月〜6月期見通しについて調査した。

□2.調査対象

北見市に所在する企業を対象に、製造業、建設業、卸売業、小売業、サービス業の5業種150社を
往復ハガキにより調査した。

□3.回収状況

  対象企業数 回答企業数 回 答 率
製   造   業
30社 21社 70.0%
建   設   業
30社 24社 80.0%
卸   売   業
30社 23社 76.6%
小   売   業
35社 22社 62.8%
サ ー ビ ス 業
25社 17社 68.0%
合   計
150社 107社 71.3%

注) 本調査結果の中で、D・I値とある記号は、ディフュージョン・インデックス(景気動向指数)で
    好転企業割合から悪化企業割合を差し引いた値を示す


■ U.概況 ■

□全体の動き

平成14年度第4四半期<1月〜3月>の北見市における業況は、前年比で「好転企業」13.1、「悪化企業」58.9、「好転」から「悪化」を差し引いたD・I値は△45.8となっています。
このD・I値を前期調査<14年度第V四半期>と比較してみると前回△43.0→今回△45.8と△2.8ポイント悪化、「好転」、「悪化」ともに減少したものの「悪化」がそれ以上であったのが原因。経済環境の厳しさは変らず、依然として横這い状況・減少で推移しています。また、前年同期比(△60.0)との比較では14.2ポイントの改善となっていますが厳しい状況には変りありません。
 今回の業況を業種別で見ると製造業D・I値△19.1、建設業D・I値△41.6、卸売業D・I値△60.9、小売業D・I値△50.0、サービス業D・I値△58.8となっており、前年同期調査と比較すると製造業、卸売業を除く業種において、数値は若干持ち直しており全業種では横バイ状況となっている。卸売業については大幅な悪化、製造業は僅かな悪化傾向を示しています。
 また、来期の見通しを全業種で見ると「好転企業」7.5%「悪化企業」66.3%でD・I値△58.8と、前年同期見通し(△58.9)に比べ僅かではあるが0.1ポイント改善されているものの依然としてDI値は△50を超える高い数値を示しており暗い見通しとなっています。

□業種別の動き

製 造 業
生 産 高
前年比で「増加企業」19.0%、「減少企業」38.1%、 D・I値△19.1と前年同期に比べ30.9ポイントと大幅に改善されていが、しかし前期調査と比較では逆にマイナス5.5ポイントと僅かづつであるが悪化を示しております。
採 算
前年比で「好転企業」9.5%、「悪化企業」47.6%、D・I値△38.1と前年同期に比べマイナス18.1ポイントと大幅に悪化しております。
また、前期調査との比較でもマイナス10.8ポイントと悪化傾向を示しております。
来期見通し
業況D・I値△57.1、生産高D・I値△52.3、資 金繰りD・I値△33.3と前年同期に比べ資金繰りD・I値は若干改善されているが、他は依然として大幅なマイナス傾向を示しており、暗い来期見通しとなっております。

建 設 業
完成工事高
前年比で「増加企業」16.7%、「減少企業」62.5%、D・I値△45.8と前年同期に比べて22.4ポイントと大幅に改善されているが、しかし前期調査との比較では逆にマイナス5.8ポイントと小幅であるが悪化傾向を示しております。
採 算
 前年比で「好転企業」12.5%、「悪化企業」62.5%D・I値△50.0と前年同期に比べマイナス13.6ポイントと大幅に悪化しているが、しかし前期調査との比較では逆に0.4ポイント僅かであるが改善されているものの依然として厳しい状況となっております。
来期見通し
業況D・I値△79.1、完成工事高D・I値△79.1、資金繰りD・I値△58.3と前年同期に比べ大幅な悪化を示しており、また、前期調査との比較でも前年同期同様に大幅な悪化傾向が見られ、暗い来期見通しとなっております。

卸 売 業
売 上 高
前年比で「増加企業」26.1%、「減少企業」60.9%、 D・I値△34.8と前年同期と比べると17.4ポイント改善されているが、しかし前期調査との比較では逆にマイナス16.6ポイントと大幅な悪化傾向を示しており以前として厳しい状況となっています。
採 算
 前年比で「好転企業」13.0%、「悪化企業」56.5%、D・I値△43.5と前年同期に比べ17.6ポイントと大幅に改善されているが、しかし前期調査との比較では逆にマイナス2.6ポイント悪化しており依然として厳しい状況となっています。
来期見通し
業況D・I値△60.9、売上高D・I値△43.6、資金繰りD・I値△34.8と前年同期に比べ売上高DI値以外は改善での見通しとなっているが、前期調査との比較では資金繰りDI値以外は改善の見通しとなっています。全体的に横バイ傾向が見られますが依然として暗い来期見通しとなっています。

小 売 業
売 上 高
前年比で「増加企業」9.1%「減少企業」72.7%、D・I値△63.6と前年同期に比べ3.0ポイント改善されているが、しかし前期調査との比較ではマイナス7.9ポイントと悪化しており景気低迷、デフレの進行、不安定な経済環境等の要因も重なって引き続き悪化傾向を示しています。
採 算
前年比で「好転企業」13.6%「悪化企業」59.1%、 D・I値△43.5と前年同期に比べ25.9ポイントと大幅な改善傾向を示しており、前期調査との比較でも11.7ポイントと大幅に改善されている。売上高減少にも拘わらず、経営努力により改善傾向に向かいつつあるが、以前マイナスの数値は高い水準で推移しており厳しい状況となっています。
来期見通し
業況D・I値△40.9、売上高D・I値△45.4、資金繰りD・I値△40.9と前年同期と比べ大幅な改善傾向にあり、前期調査との比較でも全体的に改善傾向にあり、厳しい状況ではあるが明るい来期見通しとなっています。

サ ー ビ ス 業
売 上 高
前年比で「増加企業」11.8%、「減少企業」76.4%、 D・I値△64.6と前年同期に比べマイナス0.3ポイントと僅かではあるが悪化しています。
また、前期調査との比較でもマイナス5.7ポイント悪化しており依然として厳しい状況になっています。
採 算
前年比で「好転企業」23.5%、「悪化企業」70.6%、D・I値△47.1と前年同期に比べ17.2ポイントと大幅に改善されています。前期調査との比較では0と横バイ状況で、改善傾向にあるものの依然として厳しい状況になっています。
来期見通し
業況D・I値△52.9、売上高D・I値△58.8、資金繰りD・I値△58.8と前年同期に比べ資金繰りD・I値以外は改善、前期調査との比較ではすべて大幅に改善されており、全体的にマイナス数値は高水準で推移しているものの、明るい来期見通しとなっています。


□業種別経営上の問題点

  1 位 2 位 3 位 4 位 5 位
製  造  業
諸経費増 得意先減少 同業者間の競合 人件費増 人材不足
建  設  業
得意先減少 同業者間の競合 諸経費増 人件費増 人材不足
卸  売  業
得意先減少 同業者間の競合 諸経費増 人件費増 売掛金回収難
小  売  業
得意先減少 同業者間の競合 諸経費増 人材不足 人件費増
サービス業
同業者間の競合 得意先減少 人件費増 諸経費増 人材不足
合   計
同業者間の競合 得意先減少 諸経費増 人件費増 人材不足

※ 問題点は、各業種とも3つ選択

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