北見市における景気動向調査報告書 【平成14年第V四半期】

■ T.調査要項 ■

□1.調査時点及び調査対象期間

(1) 調査時点
          平成15年1月14日
(2) 調査対象期間
          平成14年10月〜12月期実績および平成15年1月〜3月期見通しについて調査した。

□2.調査対象

北見市に所在する企業を対象に、製造業、建設業、卸売業、小売業、サービス業の5業種150社を
往復ハガキにより調査した。

□3.回収状況

  対象企業数 回答企業数 回 答 率
製   造   業
30社 22社 73.3%
建   設   業
30社 25社 83.3%
卸   売   業
30社 22社 73.3%
小   売   業
35社 21社 60.0%
サ ー ビ ス 業
25社 17社 68.0%
合   計
150社 107社 71.3%

注) 本調査結果の中で、D・I値とある記号は、ディフュージョン・インデックス(景気動向指数)で
    好転企業割合から悪化企業割合を差し引いた値を示す


■ U.概況 ■

□全体の動き

平成14年度第V四半期<10月〜12月>の北見市における業況は、前年比で「好転企業」21.5、「悪化企業」64.5「好転」から「悪化」を差し引いたD・I値は△43.0となっています。
このD・I値を前期調査<14年度第U四半期>と比較してみると前回△48.0→今回△43.0と△5ポイント好転、「悪化」が若干増加したものの「好転」がそれ以上に伸びたのが原因。若干明るさが見えてきたものの依然として経済環境の厳しさは変らないと思われます。また、前年同期比(△47.6)との比較では4.6ポイントの改善となっています。
 今回の業況を業種別で見ると、製造業D・I値△18.2、建設業D・I値△44.0、卸売業D・I値△31.8、小売業D・I値△66.6、サービス業D・I値△58.9となっており、前年同期調査と比較すると製造業、建設業を除く業種において、引き続き数値は大幅な悪化傾向を示しています。
 また、来期の見通しを全業種で見ると「好転企業」9.3%「悪化企業」64.5%でD・I値△55.2と、前年同期見通し(△63.8)に比べマイナス8.6ポイント改善されているものの依然として50を超える高い数値を示しており暗い見通しとなっています。

□業種別の動き

製 造 業
生 産 高
前年比で「増加企業」27.3%、「減少企業」40.9%、D・I値△13.6と前年同期に比べ17.9ポイントと大幅に改善されているものの、前期調査と比較では逆に△4.5ポイントと小幅ではあるが悪化を示しております。
採 算
前年比で「好転企業」13.6%、「悪化企業」40.9%、 D・I値△27.3と前年同期に比べ14.7ポイントと大幅に改善されています。
また、前期調査との比較では逆に△4.5ポイントと小幅ではあるが悪化を示しております。
来期見通し
業況D・I値△40.9、生産高D・I値△36.5、資金繰D・I値△27.2と前年同期に比べ業況D・I値は改善されているが、他は依然としてマイナス傾向を示しており暗い見通しなっています。

建 設 業
完成工事高
前年比で「増加企業」28.0%、「減少企業」68.0%、D・I値△40.0と前年同期に比べて22.4ポイントと大幅に改善されており、また前期調査との比較でも12.1ポイントと前年同期と同様に大幅な改善傾向を示しております。
採 算
前年比で「好転企業」24.0%、「悪化企業」64.0%D・I値△40.0と前年同期に比べ30.9ポイントと大幅に改善されており、前期調査との比較では逆に△5.1ポイントマイナスで若干ではあるが悪化傾向を示しております。
来期見通し
業況D・I値△40.0、完成工事高D・I値△44.0、資金繰D・I値△36.0と前年同期に比べ全体的に大幅な改善傾向を示しており、前期調査との比較でも改善傾向が見られ、明るい来期見通しとなっております。

卸 売 業
売 上 高
前年比で「増加企業」50.0%、「減少企業」31.8%、D・I値△18.2と前年同期と比べると9.8ポイント改善されている。
また、前期調査との比較でも42.7ポイントと大幅な改善傾向を示しております。
採 算
前年比で「好転企業」9.1%、「悪化企業」50.0%、 D・I値△40.9と前年同期に比べ△0.9ポイントと僅かかに悪化しており、前期調査との比較でも△6.1ポイント悪化しており依然として厳しい状況となっています。
来期見通し
業況D・I値△63.7、売上高D・I値△49.9、資金繰D・I値△13.6と前年同期に比べ資金繰DI値以外は悪化傾向での見通しとなっているが、前期調査との比較では業況DI値以外は改善の見通しとなっています。若干上向き傾向が見られますが依然として厳しい来期見通しとなっています。

小 売 業
売 上 高
前年比で「増加企業」9.5%「減少企業」81.0%、D・I値△71.5と前年同期に比べ△14.4ポイントの大幅マイナスとなっており、前期調査との比較でも△11.5ポイントと悪化しており長引く景気低迷、大型郊外店の影響、社会不安等の要因も重なって引き続き悪化傾向を示しています。
採 算
前年比で「好転企業」9.5%「悪化企業」66.7%、 D・I値△57.2と前年同期に比べ△4.8ポイントのマイナスとなっており、前期調査との比較では2.8ポイントと若干改善はされているが、売上高同様数値は大幅なマイナスを示しており依然として厳しい状況となっています。
来期見通し
業況D・I値△61.9、売上高D・I値△66.7、資金繰D・I値△57.2と前年同期と比べ大幅な改善傾向にあるが、前期調査との比較では資金繰DI値以外はマイナスとなっており一部改善傾向が見られるものの全体的に厳しい見通しとなっています。

サ ー ビ ス 業
売 上 高
前年比で「増加企業」17.6%、「減少企業」76.5%、D・I値△58.9と前年同期に比べ21.4ポイントと大幅に悪化しています。
また、前期調査との比較では逆に3.5ポイント改善されており厳しい状況には変わりないものの明るい兆しが見られます
採 算
前年比で「好転企業」25.5%、「悪化企業」70.6%、 D・I値△47.1と前年同期に比べ9.7ポイント改善されています。前期調査との比較でも2.9ポイント改善されているものの依然として厳しい状況となって状況となっています。
来期見通し
業況D・I値△76.4、売上高D・I値△76.4、資金繰D・I値△70.6と前年同期に比べ全て大幅な悪化となっており、前期調査との比較でも同様に悪化、全体的に数値は高水準で推移しており来期も依然暗く厳しい見通しとなっています。


□業種別経営上の問題点

  1 位 2 位 3 位 4 位 5 位
製  造  業
同業者間の競合 諸経費増 得意先減少 人件費増 人材不足
建  設  業
得意先減少 同業者間の競合 人件費増 諸経費増 人材不足
卸  売  業
同業者間の競合 得意先減少 人件費増 諸経費増 人材不足
小  売  業
同業者間の競合 得意先減少 諸経費増 資金調達困難 売掛金回収難
サービス業
得意先減少 同業者間の競合 諸経費増 人件費増 資金調達困難
合   計
同業者間の競合 得意先減少 諸経費増 人件費増 人材不足

※ 問題点は、各業種とも3つ選択

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